1: 田杉山脈 ★ 2018/09/02(日) 17:12:11.63 ID:CAP_USER.net
アメリカの大手小売チェーン店ウォルマートが、同社のオンラインショッピングサイトで、バーチャル(仮想)ショッピングが楽しめるサービスの提供を6月末より試験的に開始した。ユーザーは仮想アパートの中を見て回りながら、気に入ったものをクリックして購入することができる。

 ◆米ウォルマートは600品目をテスト販売

 仮想アパートには「寝室」「ダイニングルーム」「リビングルーム」「キッチン」「オフィス」「子供部屋」「バスルーム」「パティオ」があり、各部屋に合った家具や雑貨が配置され、購入可能なものには黄色い二重丸の印がついている。たとえばキッチンなら、トースター、まな板、コーヒーメーカーなどが購入できるようになっている。

 部屋ごとに家具などのインテリアがコーディネートされているため、アイディアを真似したい人は、各部屋にあるものを仮想アパートの下に表示し、まとめて複数の商品を選んでショッピングカートに入れることも可能だ。

 当初は70品目程度だったが、現在は約600品目まで増えており、生活に必要なものはほぼすべて揃えることができる。3Dメガネのグーグル・カードボードや韓国サムスン電子製のゴーグル型VR(仮想現実)端末「ギアVR」を使えば、アパートの立体感も楽しめる。

◆日本でもパルコが展開

 バーチャル・ショッピングのアイディア自体はそれほど目新しいものではない。日本でもパルコとボヤージ・グループが2017年3月22日から4月9日までの期間限定で、VRショッピングが可能な「VRパルコ」を公開したほか、今年5月には同じくパルコが渋谷において「2020年の買い物体験」として、リアルとバーチャルを組み合わせたショッピング体験のデモンストレーションを行った。

 ではウォルマートのバーチャル・ショッピングの特徴は何かというと、先述したようにさまざまな商品をコーディネートされた状態で見ることができる点と、サイズ感がわかる点だろう。また、「エブリデー・ロープライス(毎日低価格)」をスローガンにお手頃価格の商品を提供するウォルマートが、バーチャル・ショッピングに取り組み始めた意味合いは大きい。仮想体験が幅広い層へと浸透する可能性を秘めている。

 家具や室内装飾品の購入を支援するVRや拡張現実(AR)のスマートフォンアプリも増えている。アメリカにおいては大手家具店のアシュリー・ファニチャー、同じく家具店のウェイフェア、日本でもおなじみのイケア(スウェーデン)、そして米アマゾンなどがアプリや専用サイトを公開している。それぞれ細かい機能は異なるものの、基本的にはソファやテーブルなど大きな家具を購入する前に、仮想空間つまりアプリ上で、自分の家(部屋)にそれらの家具がきちんと収まるかどうかを確認できるというものだ。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180902/bsd1809020630001-n1.htm

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