新技術

    1: 海江田三郎 ★ 2015/12/30(水) 09:25:26.50 ID:CAP_USER.net

    http://japanese.engadget.com/2015/05/25/3-0-ocumetic-bionic-lens/

    カナダ Ocumetics Technology 社の CEO 兼医師、ガース・ウェッブ博士が、
    視力矯正用の眼内レンズ Ocumetics Bionic Lens を発表しました。
    白内障の眼内レンズ挿入と似た数分の無痛手術で視力を3.0にまで高められ、
    しかもその効果は生涯継続すると主張しています。

    [Image Credit: Ghost in the Shell] 
    Ocumetic Technology社の発表によれば、Ocumetic バイオニックレンズの手術には
    専用の注射器のような器具を使います。器具の中に折りたたまれたバイオニックレンズを
    生理食塩水とともに眼球に注射すると、レンズは眼球の中で展開し、固定します。
    手術内容は白内障の治療とよく似ており、患者は痛みを感じることもなければ、入院の必要もないとしています。

    ウェッブ博士によるとバイオニックレンズは目の中で経年劣化することもなく、
    一度埋め込めば生涯にわたって視力を保つことが可能だとしています。
    またレーシック手術のように自然治癒のために効果が弱まってしまうといったこともないと説明します。

    少々気になるのは、このバイオニックレンズが機能する詳細なしくみがまだ明らかにされていないところ。
    さらに臨床試験もまだ実施されていません。
    とはいえ、ウェッブ博士は4月に開催された米国白内障・屈折手術学会(ASCRS)で、
    研究について発表済み。さらに有力な14人の眼科医にこのバイオニックレンズを紹介して高い評価を受け、
    そのうち数人は臨床試験の援助を申し出ていると(本人は)語っています。

    Ocumetics Technology 社は今後 Ocumetics バイオニックレンズの動物実験を実施する予定。
    実験で良好な結果が得られ、臨床試験なども計画どおりに進めば、2017年にはカナダ国内での
    認可を取得できる見通しとしています。

    ちなみに、人間の眼球は30代後半ぐらいまで成長を続けるケースもあると言われています。
    Ocumetics Technology ではバイオニックレンズは眼の成長がほぼ落ち着く25歳以降の患者への
    適用を考えているとのこと。



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    1: 海江田三郎 ★ 2016/01/02(土) 17:50:28.51 ID:CAP_USER.net

    http://bizgate.nikkei.co.jp/article/94773816.html

     2009年10月11日、ロサンゼルス・エンゼルスはアメリカン・リーグのプレーオフでボストン・レッドソックスを破り、
    リーグ優勝とワールドシリーズ進出をかけてニューヨーク・ヤンキースと対戦する権利を得た。
    その勝利がエンゼルスにとってひときわ感慨深かったのは、そのわずか6カ月前、
    チームでも有望株のひとりだったニック・エイデンハート投手が、酒酔い運転の車による衝突事故に巻
    き込まれて死亡するという事件があったためだ。あるスポーツライターはこの試合の記事をこのように書き出している。

     2点リードされて9回を迎えたとき、エンゼルスは敗色濃厚だった。だがロサンゼルスは、
    ブラディミール・ゲレーロの貴重なシングルで逆転し、日曜日のフェンウェイ・パークでの
    ボストン・レッドソックス戦を7-6で勝利した。
     ゲレーロはエンゼルスの走者2人を返した。この日は4打数2安打だった。
    「ニック・エイデンハートと、4月にアナハイムであったことを偲ぶという意味で、たぶん(自分のキャリアのなかで)
    一番のヒットになったと思う」とゲレーロは語った。「このヒットを、亡きチームメイトに捧げるよ」。
     ゲレーロは今シーズンを通じて活躍し、特にデーゲームに強さを発揮した。デーゲームでの
    OPS(出塁率プラス長打率)は.794。デーゲーム26試合で本塁打5本を放ち、13打点を挙げている。

     この文の筆者がなんらかのライティングの賞を受ける気遣いは、近い将来にはおそらくないだろう。
    それでもこの書きぶりはなかなか大したものだ。ちゃんと読ませるからでも、文法的に正しいからでも、
    野球の試合を正確に描写しているからでもない。この著者がコンピュータプログラムであるからだ。

     このソフトウェアは〈スタッツモンキー〉といって、ノースウェスタン大学の知的情報研究所の学生と
    研究者たちが生み出したものだ。ある試合にまつわる客観的なデータを魅力的な語り(ナラティブ)
    に作り直すことで、スポーツ報道を自動化するようデザインされている。単なる事実の羅列に決してとどまらず、
    スポーツジャーナリストがこれは欠かせないと思うような情報を、このシステムも同じように組み入れて
    ストーリーにまとめるのだ。〈スタッツモンキー〉は統計分析を行って
    、試合のあいだに起きた注目すべき出来事を見定める。そして特に重要なプレーやストーリーに
    不可欠なキープレーヤーに焦点を合わせながら、試合の流れ全体を要約する自然言語のテキストを作り出す。


     2010年、ノースウェスタン大学でコンピュータ科学のチームを監督している研究者たちと、
    〈スタッツモンキー〉に取り組んでいるジャーナリズム専攻の学生たちがベンチャーキャピタルを立ち上げ、
    このテクノロジーを商品化するための新会社、ナラティブ・サイエンス社を創設した。
     同社は一流のコンピュータ科学者やエンジニアたちのチームを雇い入れた。そして彼らは、
    元の〈スタッツモンキー〉のコンピュータコードを放棄したあと、はるかに強力かつ包括的な人工知能エンジンを製作し
    、それを〈クイル〉と名付けた。
     ナラティブ・サイエンスのテクノロジーはフォーブス誌などの一流メディアに使用され、
    スポーツ、ビジネス、政治などさまざまな分野で自動化された記事を生み出している。
    同社のソフトウェアはおよそ30秒ごとに新しいニュース記事を1本書き終えることができ、
    その多くが有名ウェブサイトに掲載されているが、サイトのほうはそうした事実を認めたがらない。
     2011年の産業会議でワイヤード誌のライターのスティーヴン・レヴィは、ナラティブ・サイエンスの
    共同創業者クリスチャン・ハモンドに、アルゴリズムによって書かれた記事は15年以内に全体の
    何パーセントを占めるようになるかと問いかけた。ハモンドの答えは、「90パーセント以上」だった。

    (続きはサイトで)



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    1 名前:海江田三郎 ★[] 投稿日:2015/12/26(土) 12:59:58.59 ID:CAP_USER.net
    http://japanese.engadget.com/2015/12/25/90-epfl/

    スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究者が、
    見る角度で色や図柄を変えるインクジェット印刷技術を開発しました。
    たとえば水平に見ればモノクロの写真が、90度回転させるとカラー写真になったり、
    文字が浮かび上がるといった変化がつけられます。
    ひとつの情報に他のメッセージや暗号を仕込む行為はすでに2000年も昔から行われてきました。
    たとえば文章ならスパルタやシーザーの暗号をはじめ、横書きを縦に読んだり、
    特定の文字を追加省略するといったカギとなる法則を適用して、別の意味を埋め込んだりするもの
    がありました。また果汁や体液、紫外線に反応する蛍光塗料を使った炙り出しなども、
    初歩的な情報の秘匿方法と言えます。
    印刷技術でも、コンサートチケットや書類をコピーすると余白に「無効」などといった
    文字が浮かぶのを知っている人も多いはずです。

    EPFL の研究者が開発したのは、印刷のパターンと見る角度によって意図的に発色を変える技術です。 
    通常のインクジェット印刷では、シアン、マゼンタ、イエロー(場合によって黒)の
    インクを極小の水滴にして噴射し、印刷面に付着させます。上記以外の色を表現するには、
    同じ場所にそれぞれの色をパターン状に重ねあわせて色を調合します。

    ここで EPFL が気づいたのは、金属フィルムシートにインクジェット印刷したとき、
    見る角度によって色が違って見えることでした。よく調べてみると、この現象はインクで引いた
    ラインに対して光の入射角が垂直だった場合は金属面に影を落とて強い色として見え、
    ラインに対して平行に光が入ればあまり影を作らず、色が薄くみえるのが原因だとわかりました。
    EPFL はこの特性を利用して、見る角度によって発生する色を数学的に予測可能としました。
    そしてこの現象を意図的に利用するソフトウェアを開発し、ひとつの絵柄に90度回転した位置から見える
    別の絵柄を重ねて印刷を可能にし、実証しています。

    重要なのはこの技術が光の反射の特性を利用しているだけで、専用のプリンターを必要としないところ。
    必要なのはごく普通のインクジェットプリンターに金属フィルムシートだけです。
    研究者はこの技術を応用すれば、たとえばパスポートや ID カードに各種証書などに、
    透かしの代わりとして利用することができるかもしれないとしています。
    なお、紙に印刷した場合は金属フィルムと違い光を乱反射するため、色や図柄が変わることはありません。

    紹介動画では赤色の画像を90度回転させて青色に変えたり、
    顔写真を横から見ると名前と生年月日の文字に変わるといった応用例を提示しています。
    他にどのような応用例があるか、自分で考えてみるのもおもしろいかもしれません。

    【一般的なプリンタで見る角度によって文字が浮かび上がるインクジェット技術を開発】の続きを読む

    1: 海江田三郎 ★ 2015/12/11(金) 08:57:18.85 ID:CAP_USER.net

    http://news.mynavi.jp/news/2015/12/10/354/

    日立マクセル(マクセル)は12月10日、従来品比約2倍のエネルギー密度を実現する
    リチウムイオン電池技術「ULSiON」を開発したと発表した。
    「ULSiON」技術は、同社がスマートフォン向けリチウムイオン電池で培ったシリコン電極材料(SiO-C)を
    用いた高容量化技術をさらに発展させたもの。具体的には、負極中のSiO-C含有量を大幅に
    増やすことでエネルギー密度を高めるとともに、繰り返し放電時の膨張収縮などの技術的な課題を
    クリアしたほか、高電圧から低電圧までの広領域における充電を可能とする電極技術を導入した。
    同技術を用いることで、電池の高容量化を実現し、ウェアラブル機器などのコンパクトな
    機器形状やデザインを損なうことなく、連続使用時間を大幅に伸ばすことが可能となる。

    なお、同技術を導入したウェアラブル機器用電池が1月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催され
    る「第2回ウェアラブルEXPO」の同社ブースに出展される予定となっている。



    【マクセル、小型リチウムイオン電池の大幅な高容量化を実現する技術を開発】の続きを読む

    1 名前:海江田三郎 ★[] 投稿日:2015/12/01(火) 17:38:03.29 ID:CAP_USER.net
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1512/01/news115.html

     セイコーエプソンは12月1日、オフィスなどで使用した紙から新しい紙を生産できる
    小型の製紙機「PaperLab」を2016年内に商品化すると発表した。文書情報などを完全に抹消した上で、水不要で新しい紙を作れるという。

     2.6(幅)×1.2(奥行き)×1.8(高さ)メートルとオフィスのバックヤードに設置できるサイズ。
    A4、A3の使用済みコピー紙を原料として、A4/A3サイズのオフィス用紙や色紙、名刺用紙など厚さの違う紙なども作れる。
     使用済みの紙を入れ、開始ボタンを押せば約3分で1枚目の紙ができあがるという。A4用紙なら1分当たり14枚、
    1日8時間稼働させれば6720枚を生産できるとしている。



     A4の紙1枚を作るのにコップ1杯の水が必要とされるが、同社がプリンタ事業などで培ったノウハウを活用し、
    水不要で紙を作る「Dry Fiber Technology」を開発した。

     具体的には、(1)水を使わずに使用済みの紙を綿のような細長い繊維に変え、文書情報を抹消する「繊維化」、
    (2)繊維化した材料にさまざまな結合素材を用い、用途に応じた紙にする「結合」、(3)密度や厚み、形状をコントロールして整形し、
    さまざまな厚みやサイズの紙を生産する「成形」──の3技術で紙を生産する。香りのついた紙なども作れるという。

     外部に処理を委託している機密文書なども紙繊維にまで分解するため、社内で安心して処理できるとしている。
    「オフィスで完結する資源サイクル」をうたい、新ビジネス「スマートサイクル事業」を推進する。

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