1: へっぽこ立て子@エリオット ★ 2019/07/17(水) 13:23:31.01 ID:CAP_USER.net
キーサイト・テクノロジーは2019年7月11日、同社のユーザー向けイベント「Keysight World」(同年7月11~12日)の開催に併せて、記者説明会を行った。
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/mm190717keysight_w250.jpg
Keysightプレジデント兼CEOのRon Nersesian氏
米国本社のKeysight Technologies(以下、Keysight)でプレジデント兼CEOを務めるRon Nersesian氏は、「日本はKeysightにとって最も重要な市場の一つ」と強調する。「日本には大手自動車メーカーがいくつもあり、自動車の開発で先行している。当社の注力分野である5G(第5世代移動通信)についても、2019年9月から始まる『ラグビーワールドカップ2019』ではプレサービスが、2020年の東京五輪では商用化が本格化する。その実現に向けてサポートすることがKeysightの役割だと思っている」(同氏)
Nersesian氏は、顧客の成功に貢献すべく、4つの取り組みを重点的に行ってきたと述べる。まずは、ハードウェア中心からソフトウェア中心の製品を提供すること。そして、オシロスコープ、スペクトラムアナライザーといった製品別の組織ではなく、エンドマーケット別にKeysightの組織を再編成したこと。「通信向け、自動車向け、IoT(モノのインターネット)向けといったように、マーケットごとにどの製品も提供できるようにした。顧客にとっては、この方がシンプルで分かりやすい」(Nersesian氏)
さらに、Keysightとして本格的に業務を開始した2014年以来、研究開発費も増加した。売上高全体において研究開発費が占める割合は、2014年は約12%だったが、2019年は約16%となっている。さらに、Anite、Scienlab、Ixiaなど、戦略的な買収も継続的に行ってきた。
こうした取り組みの結果、Keysightの2018年度における売上高は、前年比22%増となる39億米ドルを達成した。
□サイバー攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性をテストする
Keysight Worldでは、新製品のデモも展示した。「オートモーティブ・サイバーセキュリティ・プログラム」は、ECU(電子制御ユニット)やカーナビゲーションシステムなどについて、サイバー攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性をテストする製品だ。自動車メーカーやティア1サプライヤーに向ける。
デモでは、市販のカーナビを基地局エミュレーターに接続し、セルラー通信を模擬。ウイルス侵入テストのシナリオを、エミュレーターを介して走らせ、脆弱性を調べたところ、オープンになっているポートが即座に見つかった。なお、テストシナリオに使用するデータベースについては、Ixiaの専門チームが最新のウイルスなどの情報を常に収集し、定期的にアップデートしているという。このデータベースは、サブスクリプションモデルとして提供される予定だ。
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight2_w190.jpg
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight3_w190.jpg
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight4_w190.jpg
一枚目=デモの様子/二枚目=「Result: 1 opern ports」と書かれている(赤線部分)が、これは、侵入できるポートが1個見つかったということ。つまり、テスト対象となっているカーナビには、サイバー攻撃に対する脆弱性があることになる/三枚目=外部からカーナビをシャットダウンできてしまった……
→動特性の評価機能を開発用にも
https://eetimes.jp/ee/articles/1907/17/news035_2.html
続きは元ソースでご覧下さい
2019年07月17日 11時30分 公開
EE Times Japan
https://eetimes.jp/ee/articles/1907/17/news035.html
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/mm190717keysight_w250.jpg
Keysightプレジデント兼CEOのRon Nersesian氏
米国本社のKeysight Technologies(以下、Keysight)でプレジデント兼CEOを務めるRon Nersesian氏は、「日本はKeysightにとって最も重要な市場の一つ」と強調する。「日本には大手自動車メーカーがいくつもあり、自動車の開発で先行している。当社の注力分野である5G(第5世代移動通信)についても、2019年9月から始まる『ラグビーワールドカップ2019』ではプレサービスが、2020年の東京五輪では商用化が本格化する。その実現に向けてサポートすることがKeysightの役割だと思っている」(同氏)
Nersesian氏は、顧客の成功に貢献すべく、4つの取り組みを重点的に行ってきたと述べる。まずは、ハードウェア中心からソフトウェア中心の製品を提供すること。そして、オシロスコープ、スペクトラムアナライザーといった製品別の組織ではなく、エンドマーケット別にKeysightの組織を再編成したこと。「通信向け、自動車向け、IoT(モノのインターネット)向けといったように、マーケットごとにどの製品も提供できるようにした。顧客にとっては、この方がシンプルで分かりやすい」(Nersesian氏)
さらに、Keysightとして本格的に業務を開始した2014年以来、研究開発費も増加した。売上高全体において研究開発費が占める割合は、2014年は約12%だったが、2019年は約16%となっている。さらに、Anite、Scienlab、Ixiaなど、戦略的な買収も継続的に行ってきた。
こうした取り組みの結果、Keysightの2018年度における売上高は、前年比22%増となる39億米ドルを達成した。
□サイバー攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性をテストする
Keysight Worldでは、新製品のデモも展示した。「オートモーティブ・サイバーセキュリティ・プログラム」は、ECU(電子制御ユニット)やカーナビゲーションシステムなどについて、サイバー攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性をテストする製品だ。自動車メーカーやティア1サプライヤーに向ける。
デモでは、市販のカーナビを基地局エミュレーターに接続し、セルラー通信を模擬。ウイルス侵入テストのシナリオを、エミュレーターを介して走らせ、脆弱性を調べたところ、オープンになっているポートが即座に見つかった。なお、テストシナリオに使用するデータベースについては、Ixiaの専門チームが最新のウイルスなどの情報を常に収集し、定期的にアップデートしているという。このデータベースは、サブスクリプションモデルとして提供される予定だ。
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight2_w190.jpg
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight3_w190.jpg
https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/1907/17/l_mm190717keysight4_w190.jpg
一枚目=デモの様子/二枚目=「Result: 1 opern ports」と書かれている(赤線部分)が、これは、侵入できるポートが1個見つかったということ。つまり、テスト対象となっているカーナビには、サイバー攻撃に対する脆弱性があることになる/三枚目=外部からカーナビをシャットダウンできてしまった……
→動特性の評価機能を開発用にも
https://eetimes.jp/ee/articles/1907/17/news035_2.html
続きは元ソースでご覧下さい
2019年07月17日 11時30分 公開
EE Times Japan
https://eetimes.jp/ee/articles/1907/17/news035.html
【ウイルスの侵入ポイントを探る、車載向けテスト】の続きを読む