1: 海江田三郎 ★ 2015/07/21(火) 09:47:16.94 ID:???.net
http://hbol.jp/51198
アナログレコード人気の復活については何度かお伝えしてきたが、その復活に大きく貢献しているのが、
手軽に買える低価格帯のレコードプレーヤーであると言っていいだろう。
レコードプレーヤーといえば、これまではレコードマニアのための高価な商品といったイメージが強かったが、
ここ最近のアナログレコード人気に伴い、初心者が気軽にレコードを聴くのに充分な機能を備えた1万円弱のプレイヤーが登場している。
なかでも、“バカ売れ”と言ってもいいほど売れに売れているのが、
ION AUDIO(アイオンオーティオ)の「Archive LP(アーカイブLP)」。発売と時期を同じくしてオープンして
話題となった「HMV Record shop 渋谷」では、オープン1週間で100台以上が売れるなど、
昨年8月の発売以来、方々で度々、品切れ状態が続出。生産が追いつかず、
注文しても数か月待ちとなることもあったが、アマゾンのレコードプレーヤー売れ筋ランキングでも長期間、1位を記録し続けている。
このプレーヤーのバカ売れの要因は何なのかと言えば、まずは価格。実勢価格9980円と1万円を切るハイコストパフォーマンスにある。
しかも、プレーヤーに2つのスピーカーが内蔵されているオールインワンタイプ。これさえあれば、
すぐにレコードを聴くことができるという手軽さがウケている。
実際に内蔵スピーカーで鳴らしてみたが、チープな音がするという感じでもなく、気軽にレコードをちょい聞きするには充分だ。
もっと音にこだわるのであれば、アンプに繋いでお気に入りのスピーカーから鳴らせばイイ音で聴けるだけでなく
USB接続でパソコンやスマホに音源を取り込むことができるというのも、大きな魅力だ。
このアーカイブLPを製造・販売する楽器メーカー、inMusic Japanの青木隆社長は、こう語る。
「見た目はけっこうオモチャっぽいところもありますが、レコードをかけるとキッチリ音が出ます。
どんな場所でも合う白木の天然木を使用したデザインも好評。ウチは楽器メーカーですので、
そぎ落とすところはそぎ落とし、こだわるところには徹底的にこだわっています」
「純粋なオーディオメーカーではなく、楽器屋がプレーヤーを作ったらこうなったという製品なので、
それがウケた理由かも」と青木氏は言うが、そのバカ売れぶりは発売1年が経とうとする今もなお、続いているようだ。
「数字は控えさせていただきますが、去年8月の発売以来、かなりの台数が売れています。
想定していたよりも、二ケタ違う数字になっていますね。多くのメディアに取り上げていただいて話題になったこともあって、
小さな規模のレコード店さんでも100台の発注があるといったことも。それも1週間で売れてしまう。
なかには1店舗で500台の発注というところもあったりして、『ホントですか?』って聞き返したほどです。」
数か月待ちとなることもしばしばで、「アーカイブLPの他にも、防塵のフタ付きのMAX LPなど、
現在3機種を投入しているのですが、いずれも欠品の状態が長く続いたりもしました。思い切って発注量を多くしたりもしているのですが、
需要が月を追うごとに増えている感じで、追いつかない状態が続いているといった状況」だ。
青木氏によれば、レコードプレーヤーというのは手作りでしかできない部分が多く、
生産量を劇的に増やすのが非常に難しいものなのだという。しかも、本体は中国製だが、
心臓部であるレコード針とカートリッジの部分はこだわりの日本製であるため、なおさら急激な増産は難しいのだ。
「ほぼ絶滅しかけたレコード針とカートリッジを今でも細々と生産し続けてきた会社が群馬県にあります。
長年、お付き合いのある会社でしたので、お願いしてみたんです。それで、中国製の本体に取付けてみたら、
音が抜群に良くなった。それで、1万円弱だけれども、プレーヤーの心臓部であるレコード針とカートリッジは日本製にしようと決めました。
とはいえ、想定を上回る発注量になってしまったので、これまで細々と生産してこられた会社で
急激に生産量を増やすというのは非常に難しい。どう頑張っても追いつかないと言われたときには、
目の前が真っ暗になりましたが……。当然、欠品状態が続いてしまい、心苦しかったですね」
アナログレコード人気の復活については何度かお伝えしてきたが、その復活に大きく貢献しているのが、
手軽に買える低価格帯のレコードプレーヤーであると言っていいだろう。
レコードプレーヤーといえば、これまではレコードマニアのための高価な商品といったイメージが強かったが、
ここ最近のアナログレコード人気に伴い、初心者が気軽にレコードを聴くのに充分な機能を備えた1万円弱のプレイヤーが登場している。
なかでも、“バカ売れ”と言ってもいいほど売れに売れているのが、
ION AUDIO(アイオンオーティオ)の「Archive LP(アーカイブLP)」。発売と時期を同じくしてオープンして
話題となった「HMV Record shop 渋谷」では、オープン1週間で100台以上が売れるなど、
昨年8月の発売以来、方々で度々、品切れ状態が続出。生産が追いつかず、
注文しても数か月待ちとなることもあったが、アマゾンのレコードプレーヤー売れ筋ランキングでも長期間、1位を記録し続けている。
このプレーヤーのバカ売れの要因は何なのかと言えば、まずは価格。実勢価格9980円と1万円を切るハイコストパフォーマンスにある。
しかも、プレーヤーに2つのスピーカーが内蔵されているオールインワンタイプ。これさえあれば、
すぐにレコードを聴くことができるという手軽さがウケている。
実際に内蔵スピーカーで鳴らしてみたが、チープな音がするという感じでもなく、気軽にレコードをちょい聞きするには充分だ。
もっと音にこだわるのであれば、アンプに繋いでお気に入りのスピーカーから鳴らせばイイ音で聴けるだけでなく
USB接続でパソコンやスマホに音源を取り込むことができるというのも、大きな魅力だ。
このアーカイブLPを製造・販売する楽器メーカー、inMusic Japanの青木隆社長は、こう語る。
「見た目はけっこうオモチャっぽいところもありますが、レコードをかけるとキッチリ音が出ます。
どんな場所でも合う白木の天然木を使用したデザインも好評。ウチは楽器メーカーですので、
そぎ落とすところはそぎ落とし、こだわるところには徹底的にこだわっています」
「純粋なオーディオメーカーではなく、楽器屋がプレーヤーを作ったらこうなったという製品なので、
それがウケた理由かも」と青木氏は言うが、そのバカ売れぶりは発売1年が経とうとする今もなお、続いているようだ。
「数字は控えさせていただきますが、去年8月の発売以来、かなりの台数が売れています。
想定していたよりも、二ケタ違う数字になっていますね。多くのメディアに取り上げていただいて話題になったこともあって、
小さな規模のレコード店さんでも100台の発注があるといったことも。それも1週間で売れてしまう。
なかには1店舗で500台の発注というところもあったりして、『ホントですか?』って聞き返したほどです。」
数か月待ちとなることもしばしばで、「アーカイブLPの他にも、防塵のフタ付きのMAX LPなど、
現在3機種を投入しているのですが、いずれも欠品の状態が長く続いたりもしました。思い切って発注量を多くしたりもしているのですが、
需要が月を追うごとに増えている感じで、追いつかない状態が続いているといった状況」だ。
青木氏によれば、レコードプレーヤーというのは手作りでしかできない部分が多く、
生産量を劇的に増やすのが非常に難しいものなのだという。しかも、本体は中国製だが、
心臓部であるレコード針とカートリッジの部分はこだわりの日本製であるため、なおさら急激な増産は難しいのだ。
「ほぼ絶滅しかけたレコード針とカートリッジを今でも細々と生産し続けてきた会社が群馬県にあります。
長年、お付き合いのある会社でしたので、お願いしてみたんです。それで、中国製の本体に取付けてみたら、
音が抜群に良くなった。それで、1万円弱だけれども、プレーヤーの心臓部であるレコード針とカートリッジは日本製にしようと決めました。
とはいえ、想定を上回る発注量になってしまったので、これまで細々と生産してこられた会社で
急激に生産量を増やすというのは非常に難しい。どう頑張っても追いつかないと言われたときには、
目の前が真っ暗になりましたが……。当然、欠品状態が続いてしまい、心苦しかったですね」
【アナログレコード復活でバカ売れするプレーヤー、その人気の秘密】の続きを読む