- 1 名前:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★[] 投稿日:2015/03/22(日) 17:40:31.21 ID:???
- ★ショートカットキーはマウスより遅い
2015.03.22
CTRL+Xでカット、CTRL+Vでペースト。
ショートカットキーの使い方を覚えると、パソコンの達人になったような気分になりますよね。
しかし、実際にはショートカットキーを使用すると、マウスでメニューから「編集」「ペースト」を
選ぶよりも平均2秒も遅いのです。
「そんなバカな」と思いますよね。
しかし、これはTogことブルース・トグナッツィーニがAppleでMacintoshの開発を担当した
際に行った膨大な実験の結果、解ったことなのだそうです。
これはTogのWebページでも詳しく紹介されています。
しかし2秒とはとても信じられません。
むしろ逆のようにさえ感じます。
しかしTogの主張によれば、我々ユーザはショートカットキーを選ぶのに2秒かかっているものの、
ショートカットにたどり着くまでの時間を喪失している、つまりプチ記憶喪失状態になっているというのです。
こんな不思議な話が、慶應義塾大学の増井俊之先生の新書、スマホに満足してますか?
~ユーザインタフェースの心理学~ (光文社新書)に書かれています。
増井先生自身も、ソニーCSLで携帯電話の予測変換を発明し、日本のほぼ全ての携帯電話の入力方法として
定着したり、AppleでiPhoneの最初のOS開発を担当したりと、ユーザーインターフェースの最先端で
戦ってきた方なので、本書は非常に読みどころが多く、特に手品とユーザーインターフェースの
相似性について指摘しているここらへんの章なんかはユーザーインタフェースを作る仕事や
企画の人は必読と言ってもいい内容です。
ほかにもTogは、Macintoshでテキストエディタを実装した際に、テキストをスクロールするときに
1行ずつ更新して見せていたのですが、あまりにも遅いと評判が悪いため、1ドットずつスクロール
するようにプログラムを書き換えたという経験を語っています。
当然、たとえばフォントの縦幅が16ピクセルならば、一行をスクロールすめための処理速度は16倍も
遅くなるはずですが、こちらのほうが「速く見える」ということでこの実装が採用されたといいます。
筆者の個人的な経験でも、こうした「実際には処理速度が落ちているのに速く感じる」効果
というのをなんどか体験したことがあります。(以下略)
http://wirelesswire.jp/management_theory_by_programmer/201503220829.html
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